インテルのCPUの根本的不具合原因

IntelのCPUの不具合対策
©Intel

 

多くのクリエイター、WEB業界で稼働しているPCの核となっているCPUですが高速化が進み現時点で14世代が普及しています。これらのCPUの該当機種で、ゲーム稼働中にクラッシュ、動画編集中やWEB制作ソフト起動中にマシンが停止するといった現象が報告されていました。当社でも例外ではなく全国の提携法人、提携クリエイター、そして自社のクリエイトルームで稼働しているマシンでは該当しているハイスペックCPUを搭載しているマシンが多く稼働しています。

 

原因は動作電圧の過剰上昇でマイクロコードのアルゴリズム不良

 

早急な原因究明が求められていましたが世界中でCPUが原因とみられる状況が出る中で即座にインテルからのアナウンスがされないまま対応を急いでいたと見られますが、現場では症状が出ていないケース、既に出ているケース全てにおいて不安な状況が続きましたが、今年の6月前後にようやく原因に関するアナウンス、対応が公表されました。

 

第13世代・第14世代のIntelCPU単体保証を2年延長

 

今年2024年8月に米Intelは「CPU単体の保証を2年延長する」と発表しました。同時に過剰な電圧上昇を起こしている誤ったシステムコードを修正するパッチを配布すると公表しました。

 

当社の該当するパソコンのCPU搭載マシンの対処完了

 

当社の該当マシンでは、i7-14700Kを搭載しているマシンがあるため対応を行いました。マザーボードがASUSのB760系だったため、最新のBIOSをインストールすることで対応できています。

 

MEDIAZのBIOSアップデート画像
©MEDIAZ

 

修正パッチを組み込んだBIOSは各マザーボード会社、PC販売会社で確認できるはずです。当社の場合、マザーがASUS主体だったため、本家のサイトでの最新BIOSをダウンロードし、任意のドライブ(基本C)にBIOSを入れた後で、BIOS設定画面(Windows起動時F2キーでBIOS設定画面へ)にてBIOS書き換えにてBIOS上書き対応。Inteldefaultが追加されていれば対策完了です。他社の場合それぞれのサイトで最新BIOS(2024年8月以降の最新版)を確認すると対応可能です。今回の不具合は事前に対応できていれば問題ないですが、一度症状を出してしまうとCPU自体がもとに戻らないという事が大半のようですので、対策しておきたいところです。現在快適に問題なくCPU稼働していますので修正パッチは有効と思われます。